TAI-ZI

何かが生まれ様としている時はいつも不安と苦痛を伴なう物だ。
ソレは生れ落ちた何の自覚も無いその瞬間から、現実という重荷と対面しあらゆる苦難を受け入れていかなければいけないのだから。

かの偉大な劇作家はその作中「リア王」の中で産まれたての赤子が泣く理由を概ね同じ様に表したが、それは僕ら物描きにとっての子供である作品に関しても言える事だ。
そして僕らは妊婦と同じ様にマタニティブルーに耐えながら、出来るだけ素晴らしい我が子を産み落とそうと努力する。つまり何かを産み出す時とは、産み出される物にとっても産み出す方にとっても、現実との対峙があるのだ。

鬼の様に陰鬱だった先月までのテンションを乗り越え、ようやく心の中に羊水の様な温かな光が差し込みつつある、今日この頃。
そろそろ胎児の様におっかなびっくり丸まるのを止めて、確りと2本の足で明日に向かっていかなくては!! と、心に誓う蒸し暑い夜。
まだ見も知らぬ新しい仕事が幾つかすぐそこまでやって来ているから、ドキドキしながら歩を進めて、一歩づつでも前進しながら自分を取り巻く世界と向き合っていきたいと思う。
2004-07-13 : 未分類 : コメント : 0 :
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