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いつか、晴れた終わり

雨が降っている。もうしばらくずっと。
心を癒す雨音。肺へと染み入る清涼な空気。湿ったコンクリートの匂い。
その中を立ち止まらずずっと歩き続けて、頭の中に浮かんでは消えていく様々な想いを一つ一つ自分なりに整理して、自分の本当に在るべき形・至るべき結論を見つめ直していく。

心の奥底にある自分だけの真実は、時に一部が埋まったままの状態だったり、時に一部の破片だけで見つかったり。まるで考古学の発掘作業の様に丹念に余計なものを除去していき、欠けた部分を想像で補いながら復元して行く事でしか見つからない時もある。
平面ではなくて、見る角度によって様々な形に答えを変える真実。
それぞれの人生。それぞれの考え。それぞれの結論。それぞれの真実。

全身ずぶ濡れになって家に帰り着く頃には、芯まで冷え切った心の中心に微かな熱を帯びた答えが見えてくる。そしてもう一度確認する様にその答えを口に出して呟いてみる。
頬を伝う雫は胸に宿った灯火を消す事は無かったけど、あの日聞いた言葉は降りしきる雨の様にいとも容易く僕の中の炎を消し去った。


雨が降っている。もうしばらくずっと。
だけど降り続くこの雨が「まるで自分の心を映している様だ」とはもう感じない。
心を濡らす雨は、いつの間にか僕の中にある迷いと蟠りを静かに洗い流していた。
2007-02-18 : MESSAGE IN A BOTTLE : コメント : 0 :
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