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今準備中の作品は世界観設定をある特定の現実世界を下地としながら、何時の時代とも何処の場所ともつかぬ『似て非なる非在の地』的景観を求めている事もあり、常日頃からその様式美を構築すべく、自分なりに色々と思いを巡らせるところです。。。

一時期流行った『和モダン』という様式一つとっても、考え方や受け取り方は人それぞれな訳ですが、僕の中では古民家の廃材を利用したり、リフォームしただけではただの古民家再生であり、実際に和モダンと声高に言えるレベルのものとは、完全に一旦建築資材ではなくセオリーを解体した上で再構築・再創造されたものだと定義づけています。

例えば日本家屋を最も日本家屋たらしめてるイメージの一つに瓦屋根がありますが、これを一切使用せずにデザインを成立させる… という制限を設けるだけで、セオリーを廃すと同時に、その上で雰囲気を損なわないものが出来るなら、それこそ再構築や再創造であり、モダンだと胸を張れるものだと思うのです。

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格子戸、蔵の浮き屋根。地元ではちょっと散歩する間だけで、実に多くの『THE 日本家屋!』的様式を目にするので、その既成概念を引き算する事がきっと未だ見ぬ新世界を構築してく気がします。

そういえばテクノロジー等の語源でもあるテクノ。
最近ではテクノと言えば主に電子音楽を指す言葉になっていますが、このテクノ自体が本来減算法で構築された音楽でもあるし、元々テクノロジーとは不便という手間を減らす事から発祥したんだよな。
て事は、建築等を含める技術を発想する時、引き算で考えるのはあながち間違いでないのか…


そんなこんなを考えながら歩く1時間半──
充実してるんだか、疲れてるんだか…(笑)
2013-05-24 : 『Liner Notes Of X』 : コメント : 0 :
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