運慶に学ぶ(嘘)

先日の日記でも僕は変な拘りがあるのか花を塗るのが遅い── と書きましたが、改めて作業中に自分の塗り方についてまじまじと考え直してみるに… どうも僕の塗り方は少し普通の(って僕が異常な訳ではないですが! 苦笑)方と違う為に遅いのではなかろうか? という結論に行き着きました。

ちょうど作業してた絵の製作過程の画像がありますので、それを参照しながらどう違うのかを具体的な例を挙げながら説明して行きますと──
通常、まず一旦ざっくりとパーツをこの様に任意の色で塗り、このパーツはこの色、って感じで選択範囲という物を取ります(説明を分かり易くする為に便宜上、この状態を①と呼ぶ事にします)。
20140902a.jpg

この選択範囲を取っとくと、後で適当にゴチャゴチャ塗り込む際も他に色がはみ出ないし、後々突発的に色を変えたくなったとしても対応出来たりする、実に創り手の気まぐれに優しい機能です◎
この①に普通の絵師様方は様々なアプローチの仕方で色を重ねて行く訳ですが、でもその大半は直接色を塗り、変化を加える工程で作られる、当に着色作業に当たる訳ですが…

僕の場合はまず①のコピーを作り紫で塗り潰し、それをひたすら消しゴムで消して影に該当する部分を削り出して行き、その二つを重ねる事での参照画像の様な状態にするという…
20140902c.jpg
むしろ描画というより、若干彫刻に近いやり方で塗ってるんだって事実に思い当たりました。
ちなみに同様の工程で2段階目の影もつけ、全てを重ねて表示すると、こんな感じになります◎
20140902d.jpg


…相変らず変な人なんですね、僕。。。(他人事的発言 笑)
2014-09-02 : INSIDE VIEW : コメント : 4 :
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ありがとうございます! <(_ _)>
> ちろさん
カラーも白黒も好い作品に思って頂けるものに!って想いで作業してるのは同じなんですが、白黒が引き算でイメージに近づけるのに反し、カラーは足し算でイメージに近づけるので、ついやり込みが倍以上になってしまうんですよね(苦笑)

> で、質問なんですが、こちらに上げてらっしゃったお花は、『紅紫の契』にあったお花の一部だったりしますか?
そうです。この日記の製作過程で紹介したのは、ちょうど左下の葛の花の中央部分です。
別窓で開いて比較して見て頂けるとまた別の楽しみ方が出来るかもしれませんね◎
2014-09-08 08:38 : 哉ヰ涼 URL : 編集
『紅紫の契』
拝見しました!
「カラーになると…」って書いてらっしゃいましたけど、私はカラー版のも凄く素敵だと思いました!
白黒版のももちろん素敵ですが、涼さんの色使いも大好きな私からすれば眼福です(*´∀`*)
で、質問なんですが、こちらに上げてらっしゃったお花は、『紅紫の契』にあったお花の一部だったりしますか?
「は~これがこうなったのかな~」と感心しつつ見てたりしまして…違ってたらすみませんっ(>人<)
2014-09-08 03:50 : ちろ URL : 編集
う~ん…
> ちろさん
単純に僕自身に知識がないから、努力と手間で補ってるだけかもしれませんけどね(笑)
センスに関しては自分で判らない部分なので、見て下さる方々に委ねるしかないんですが◎
それでも素敵だと思って頂ければ、これ以上ない幸せですし♪

> 今の世の中、簡単に早く出来る方法はいくらでもあると思いますが、やっぱり最後に残るのは、こうした努力を惜しまず、確実な力を持った人、物だと私は思います(^^)
テクノロジーとは本来努力してる人の負担を軽くする為のものだと思うんですけど、いつだってその恩恵を甘受するだけの人々が、楽する為のものに履き違えて行くんですよね(苦笑)

ま・人の振り見て我が振り直せで、普段から自らも戒めたいものです。
2014-09-05 03:15 : 哉ヰ涼 URL : 編集
作業の
手順は、知識不足の私にはわからなくて申し訳ありませんが(すみません! 汗)、私がいつも拝見している涼さんの作品たちは、こうして、涼さんのセンスと知識と手間と努力から出来上がってるんだから、「そりゃ素敵だわ◎」と思いました。
今の世の中、簡単に早く出来る方法はいくらでもあると思いますが、やっぱり最後に残るのは、こうした努力を惜しまず、確実な力を持った人、物だと私は思います(^^)
2014-09-04 03:28 : ちろ URL : 編集
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